意味する言葉

ように見え

2015年11月13日 16:46


ドイツ語で「渡り鳥」をで
ハードな登山を中心とする山岳部ではなく、山歩きがおもな活動で、
自然愛好のクラブのようなものだった。
(ワンダーフォーゲルの名を聞いて懐かしく感じる人は、かなり年配です)

山歩きの大敵は、突然の天候急変と熊などの動物。
侮れないのが昆虫。
特にハチなどでは、毎年日本で40人ほどの人が命を失っているという。
昔のアメリカ漫画などでは集団のハチに追われて
池に飛び込んで、何とか助かるというのが描き出されていたが
実際、一匹のハチが一刺しすると他のハチたちが次々と刺すという習性がある。
そんな時は、まさに、池に逃れる以外にない。
ハチの種類でもミツバチは、「ハチの一刺し」と言われる如く、
針が皮膚に刺さって抜けなくなるため、一度刺したらそのハチの命がなくなる。

「ハチの一刺し」と言えば、田中角栄首相の「ロッキード事件」で、
一躍、流行語となったのがこの「ハチの一刺し」。
田中首相の元秘書であった榎本敏夫被告の夫人だった榎本三恵子という人物が、
丸紅から5億円を受領したことを榎本被告は認めていたと証言した。
そのあと語った言葉が、
「ハチは一度刺したら命を失うと申しますが、
人を刺すという行為で私も失うものが大きいと思います」
この証言によって裁判は大きく田中側に不利なものとなった。

ハチと言えば、今日のニュースで、イギリスのLCC便”フライビー”の旅客機が、
1匹のハチのために不具合が発生して、アイルランドに向かっていた便が
イギリスに引き返すというトラブルがあった、と出ていた。
計器の中に入り込んでいたハチを見つけすぐに戻ったということだが、
これも侮れない。
1996年にドミニカ共和国で墜落した飛行機事故は、
重要計器の中にハチが巣を作っていたことが原因と断定されている。